当院では、低濃度アトロピン0.01点眼薬(マイオピン)というお薬を一日一回点眼することによって、近視の進行を抑制する治療を行っております。
低濃度アトロピン0.01点眼薬(マイオピン)は、小児期の近視の進行を軽減させることを目的にアトロピンを0.01%配合させた点眼薬で、Singapore National Eye Centre( SNEC:シンガポール国立眼科センター)の研究に基づいて開発されています。
子どもの近視は、主に眼球が楕円形に伸びてしまう(眼軸長:目の奥行き)ことで、ピント位置がずれることにより生じるケースが多くあります。
特に体の成長期に伴い、眼球の大きさも変わり、眼軸長が伸びて近視が悪化していきます。一度伸びてしまった眼球は元に戻りません。
そのために眼軸長の伸びを抑えることが、近視の進行を抑制するために重要となります。
低濃度アトロピン0.01点眼薬は、近視の進行を遅らせる(眼軸長の進展を抑制する)という点で統計的にも臨床的にも有意義な効果が確認されている唯一の治療法です。
低濃度アトロピン0.01点眼薬(マイオピン)は、最適な超低濃度(0.01%)のアトロピンを点眼することにより、近視の進行スピードを効果的に抑えると同時にアトロピン1%点眼薬のような不快な副作用(まぶしさと強い光による不快感や目の痛み、近くの物がぼやけて見える等)を回避します。
シンガポール国立眼科センター(SNEC)の研究(低濃度アトロピン0.01%点眼薬を2年間継続した場合の効果及び安全性を検証)に基づきます。
近視の進行が完全に止まるわけではありませんが、少なくとも2年間継続して使用することで何もしない方と比べ近視の進行を軽減できたという報告を基にしています。
本治療は自由診療(保険適用外)となります。
詳細はお問い合わせください。
日帰り白内障手術
小児眼科
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